販売 28分で読める

FANZAスタジオとは|生成AIの新サービスと参加方法【2026】

さなぎ羅
さなぎ羅

AIイラスト挑戦中🔥自動化アプリPixelmも作ってます

FANZAスタジオとは|生成AIの新サービスと参加方法【2026】

FANZAスタジオとは、FANZA(ファンザ)が 2026 年 8 月に始めた、成人向けの絵を AI で作って、そのまま公開できる新サービスです。「FANZA が生成 AI のサービスを始めたらしい」と聞いて検索した方は、この記事で全体像がつかめます。

ただし先にお伝えしたいことがあります。このサービスは 8 月 17 日に発表され、8 月 24 日に先行体験が始まったばかりです。

状況は 9 月に入って動きました。2026 年 9 月 15 日ごろ、FANZA の公式ヘルプセンターに「スタジオβ」のよくある質問が一気に公開され、料金の仕組みと利用ガイドラインが判明しました。一方で、収益の分配と販売の可否は、いまも発表されていません。この記事では「分かっていること」と「まだ分かっていないこと」をはっきり分けて整理します。

なお、同人マーケットで AI 作品を売る手順を探している方は、こちらのFANZA AIイラスト出品ガイドをどうぞ。

FANZAスタジオとは? FANZAが始めた生成AIサービスの正体

FANZAスタジオは、生成 AI で成人向けコンテンツを「作る」から「公開する」まで、ひとつの場所で完結させるサービスです。絵を作る AI を自分で用意する必要はなく、サービスの中で生成して、そのままギャラリーに公開できます。

いまは正式オープン前の先行体験の段階です。お店でいえば、新装開店前の内覧会に近い状態だと考えてください。参加には応募と審査が必要で、誰でもすぐ使えるわけではありません。しかもテスターの応募は、すでに締め切られています(2026 年 10 月 4 日時点)。この点はあとの章でくわしく扱います。

いつ何が起きたのか

1

2026 年 8 月 17 日: サービス発表

公式プレスリリースで「FANZAスタジオ」が発表されました。

2

2026 年 8 月 24 日: 先行体験スタート

審査に通った人から順に、お試し版が使えるようになりました。

3

2026 年 9 月 4 日: テスターの応募が受付終了と判明

公式の申し込みフォームが締め切られていることを確認しました。締切日の告知や、次の募集の予定は発表されていません。

4

2026 年 9 月 15 日ごろ: 公式ヘルプに FAQ が公開

FANZA 公式ヘルプセンターに「スタジオβ」のよくある質問が公開され、料金の仕組みと利用ガイドラインが判明しました。プレスリリースでの続報はありません。

5

2026 年 10 月 1 日: 公式ヘルプのモデル一覧が更新

使える生成AIモデルを案内するページが更新されました。現在挙げられているのは Illustrious のみです。

6

2026 年 10 月 4 日時点: 正式オープンは未定

先行体験は継続中で、終了日も正式オープンの時期も発表されていません。応募フォームは締め切られたままです。

先行体験がいつまで続くか、正式オープンがいつになるかは、まだ発表されていません。

運営しているのは誰か

発表は公式プレスリリースとして出ており、個人が始めた非公式サービスではありません。発表したのは株式会社デジタルコマース、運営はデジタル・リンク株式会社です。

FANZAスタジオで何ができる? 画像生成から公開まで一つの場所で完結

公式発表をもとに、できることを整理します。

まず、複数の AI モデルをひとつのサービス内で使えます。絵を描く生成 AI にはいくつも種類があり、それぞれ絵柄のクセが違います。ふつうは AI ごとにアカウント登録や支払い設定が必要ですが、FANZAスタジオではそれが不要です。何人かの絵描きさんを、ひとつの窓口で指名できるイメージです。

パートナーには韓国の Onoma AI が提供する「Illustrious」が入っています。アニメ調のイラストを得意とする AI です。

ただし、いま実際に何種類使えるのかは、公式の説明が揃っていません。公式ヘルプの「どのような生成AIモデルを使用していますか?」というページは 2026 年 10 月 1 日に更新されましたが、そこで「現在利用可能なモデル」として挙げられているのは Illustrious ひとつだけです。一方、別のページには「複数の AI モデルから選択できます」と書かれています。どちらが実態かは、先行体験に参加した人しか確認できません。

「複数モデルが使える」は発表時の売り文句であって、公式が名前を出しているモデルは現時点で Illustrious だけ、と理解しておくのが安全です。

切り替え方そのものは公開されています。生成ページのアイデア入力欄にある「+」ボタンから「設定」内の「モデル」を開いて選ぶ形で、各モデルの得意な画風や色調は選択画面で確認できるとされています。

そして、AI で画像生成した作品は、サービス内のギャラリー(公開ページ)に並べられます。今までは「AI で作る場所」と「作品を見せる場所」が別々でしたが、それがひとつの建物に入った形です。画材屋と展示会場が同じビルに入った、と考えると分かりやすいと思います。

ここが従来と違う — ただし「公開」と「販売」は別です

生成から公開までがワンストップになったのが、このサービスの新しさです。ただし、公開できる = 販売できる、ではありません。作品を売れるかどうかは、まだ発表されていません。従来の FANZA 同人での販売との違いは、記事後半の比較の章で整理します。

参加するには? 申し込みから審査までの流れ

「自分も使ってみたい」という方向けに、参加の流れをまとめます。ただし結論を先に書きます。いまは応募できません。

テスターの応募は締め切られています(2026 年 10 月 4 日時点)

公式プレスリリースに記載された申し込みフォームを開くと、「回答は締め切りました」と表示されます。締切がいつだったのか、次の募集があるのかについて、公式の告知は見つかっていません。定員に達した可能性はありますが、公式の説明がないため断定はできません。いま応募先を探している方は、次の募集か正式オープンを待つことになります。

申し込みの手順(テスター応募から審査結果まで)

以下は 2026 年 8 月に行われた第 1 回募集の流れです。現在この手順は実行できませんが、次の募集があれば同じ形になる可能性が高いため、参考として残します。

流れはバイトの応募に似ていました。申し込んで、審査があって、受かったら連絡が来る——それだけです。

1

公式の申し込みページを開く

公式プレスリリースに記載された申し込みページから応募します。

2

必要な情報を入力して送信する

フォームの案内に沿って入力し、送信します。

3

運営チームの審査を待つ

応募すると運営チームによる審査があります。審査基準は公開されていません。

4

通過した人に連絡が届く

審査に通った人から順に、先行体験に参加できます。通過者には生成に使える DMM ポイント 5,000 円相当がプレゼントされます。

申し込みページは公式プレスリリースに記載されています: FANZAスタジオ 先行体験の申し込みページ(現在は「回答は締め切りました」と表示されます)

なお、応募の条件(年齢や実績など)について、公式には記載がありませんでした。

審査を通ると何がもらえるか

審査通過者には、生成に使える DMM ポイント 5,000 円相当がプレゼントされます。DMM ポイントは DMM のサービス内で使える電子マネーのようなもので、今回は AI で絵を作るときに使う、という位置づけです。

「生成に使える」という公式の表現は、参加を判断するうえで大事なヒントになります。詳しくはこのあとの「参加すべき?」の章で扱います。

定員がありました

公式は募集時に「参加人数には上限がございます。お申し込みいただいても参加いただけない場合がございます」と案内していました。つまり、応募すれば必ず参加できるわけではありません。

受付が終了したいま、この上限が理由なのかどうかは分かりません。次の募集を逃さないためにできることは、FANZA の公式発表を追っておくことくらいです。応募のチャンスは前触れなく開いて、前触れなく閉じました。

9 月以降に判明したこと【2026年10月4日時点】

8 月の発表時点では、ほとんどが「不明」でした。それが 9 月半ばに一部埋まりました。

プレスリリースは 8 月 17 日の 1 本きりで、追加の発表はありません。代わりに情報が出たのは、FANZA 公式ヘルプセンターの「スタジオβ」です。ここによくある質問が 37 本公開され、料金の仕組み・利用ガイドライン・できることの詳細が分かるようになりました(当サイトで確認した範囲では、公開が集中したのは 2026 年 9 月 15 日ごろです)。

ニュースサイトはこの動きを報じていません。プレスリリースだけを追っていると気づけない場所に情報が出ています。

項目 8月時点 いまの状態
料金の仕組み 不明 判明(生成ごとの従量課金・DMM ポイント払い)
利用ガイドライン 不明 判明(生成・投稿・コメント・アカウントの 4 種)
AI 学習にどう使われるか 不明 判明(FANZA の配信作品は学習に使わないと明記)
使える AI モデルの数 複数と発表 説明が割れている(ヘルプが名前を挙げるのは Illustrious のみ)
クリエイターへの収益分配 不明 不明のまま
生成した作品の販売可否 不明 不明のまま
FANZA 同人の「AI 作品は月 3 つまで」ルールとの関係 不明 不明のまま

まだ分かっていない 3 つ

残っている 3 つは、どれも「稼げるかどうか」に直結する項目です。

公式ヘルプには「料金・支払い」のカテゴリはありますが、売上や収益のカテゴリそのものが存在しません。公開されている質問 37 本を通しても、収益分配や販売についての記載は見つかりませんでした。現状で確認できるのは、サービス内のギャラリーに「公開」できるところまでです。

2026 年 10 月 4 日にあらためて公式ヘルプの全 37 本を確認しましたが、この 3 つはいずれも記載がないままでした。9 月半ば以降、質問の本数も増えていません。

誤解のないように補足すると、これは「発表がない」という事実です。否定されたわけでも、隠されているわけでもありません。正式オープンに向けて、順次発表される可能性が高い項目です。

値札は付きましたが、金額はまだ見えません

料金が「生成するたびに払う」仕組みだと分かったのは前進です。ただし1 回いくらかは公表されていません(実際の金額は、生成ボタンの上に表示される仕組みです)。そして収益分配が未公開である以上、「かかるお金」と「入ってくるお金」の両方が読めない状態は変わっていません。本格的に取り組むと決めるのは、まだ早い段階です。

料金の仕組み — 生成するたびに払う従量課金

公式ヘルプで最も実務に効くのがこの部分です。要点は 4 つです。

項目 公式ヘルプに書かれていること
課金の方式 作品を生成するごとに料金の支払いが必要
金額の決まり方 作品の形式や利用する AI モデルで異なる。生成ボタンに料金が表示される
支払い手段 DMM ポイントのみ。事前チャージが必要
決済のタイミング 生成ボタンを押し、AI モデルが生成を開始した時点

例えるなら、1 枚刷るたびにコインを入れるコピー機です。月額で「使い放題」になる仕組みではありません。AI イラストは「たくさん生成して当たりを選ぶ」作り方が基本なので、試行錯誤の回数がそのまま支出になります。これは 8 月時点では推測でしたが、いまは公式の記載で裏が取れています。

ただし単価そのものは公表されていません。形式とモデルで変わるため、実際の金額は生成画面で確認する形です。

知っておくと損をしない細かい点が 3 つあります。

  1. 初回は無料枠があります。公式は「初めてご利用時のお客様におためし生成ポイントを配布」と案内しています。ここまでは無料で試せます
  2. ガイドライン違反で生成が中断された場合、料金は返還されます。公式に「生成料金は返還されます」と明記があります。ただし中断された生成を再開することはできません
  3. 領収書はポイント消費履歴のページから印刷できます。経費計上する場合はここです

生成・投稿の細かいルール — 30 日で自動削除、公開審査は 1〜2 日

前の「何ができる?」の章はサービスの輪郭でした。ここでは、実際に手を動かすときに効いてくる仕様を公式ヘルプから拾います。

項目 内容
作れるもの 画像のみ(マンガや動画の記載はありません)
指示の出し方 作品のイメージを日本語で入力するだけ。専門知識は不要とされています
アスペクト比 3:4 / 9:16 / 1:1 / 16:9 の 4 種類
参考画像 サービス内の他作品を参考にして生成できる
履歴 チャット履歴から過去の生成を確認し、追加で指示を出せる
ダウンロード JPEG 形式で可能。ただしシェアボタン以外の手段で外部に公開・提供する行為は禁止

投稿まわりで、見落とすと損をする仕様が 3 つあります。

  1. 生成しただけで放置すると消えます。公式は「公開されていない状態が 30 日続くと自動的に削除される」「自動削除された作品を復元することはできません」と明記しています。保存しておきたい作品は、ダウンロードするか公開するかを 30 日以内に決める必要があります
  2. スタジオβ以外で生成した作品も投稿できます。ライブラリの「作品を追加」から端末の画像をアップロードする形です。自前環境で作った絵をここで公開する使い方ができます
  3. 公開には審査があり、通常 1〜2 日です。タイトル・概要・タグを設定して「公開」を押すと審査に進みます。タイトルや概要が基準を満たさない場合は修正して再申請できますが、作品の内容自体がガイドラインに抵触している場合は再申請できません

利用ガイドライン — 何が禁止されているか

2026 年 9 月に公開されたガイドラインは、生成・投稿・コメント・アカウントの 4 つに分かれています。成人向けサービスとしては踏み込んだ内容で、FANZA 同人で通っていた表現がそのまま通るとは限りません。

とくに注意が要るものを挙げます。

区分 禁止されている主なもの
生成(安全性・公序良俗) 実写写真・実写素材/未成年またはそう見なされる人物の性的描写/近親相姦・性的暴行などの非同意表現/ゴア・身体損壊/獣姦・動物虐待・排泄物表現
生成(権利侵害) 実在人物を想起・特定できるコンテンツ(芸能人・配信者・著名人・一般個人)/他者の著作物やキャラクターの無断複製・模倣/なりすまし・偽情報
投稿 モザイク等で視認できない状態への修正が必須(線のみの修正や、隙間から局部が視認できる修正は認められません)/ディープフェイク/スパム投稿や大量投稿・BOT 投稿/タグや説明文への虚偽の記載/外部サイトへの誘導のみを目的とした投稿
アカウント 複数アカウントによる評価操作/閲覧数・いいね数・ランキングの不正操作/自動ツールによる過度なアクセス/制限措置の回避

二次創作にあたる生成は、ガイドライン上は禁止側に置かれています。「他者の著作物やキャラクターを無断で複製または模倣したコンテンツ」が生成の禁止事項に入っているためです。FANZA 同人では二次創作が大きな比率を占めるだけに、ここは既存の感覚とのずれが大きい部分です。

違反時の措置も明記されています。公式は「事前通知なく」以下を行う場合があるとしています。

  • コンテンツ・コメントの削除
  • 機能の制限および停止
  • アカウントの一時停止、または永久停止
  • 関係機関への通報

大量投稿とタグの虚偽記載が、明示的に禁止されています

AI 作品は「数を出して当てる」運用と相性がよいぶん、大量投稿の禁止は効いてきます。またタグや説明文に虚偽の内容を記載しないことも投稿ガイドラインに明記されました。検索に引っかけるためのタグ盛りは、ここでは通らない前提で考えたほうが安全です。

もうひとつ、権利面で明確になったことがあります。公式は FANZA の各種サービスで配信されている作品を抽出して学習データに利用することはない、モデルの提供事業者へ提供することもないと明記しました。「自分が FANZA で売っている作品が、勝手に学習に使われるのでは」という懸念には、公式の回答が出た形です。

なぜ FANZA は AI を制限しながら、専用の場所を作るのか

「FANZA は AI 作品を制限していたのでは?」と疑問に思った方は、正しい記憶です。この流れを知っておくと、FANZAスタジオの位置づけが見えてきます。

FANZA 同人の AI 規約はどう変わってきたか

時系列で 3 つだけ押さえれば十分です。

  1. 2025 年夏: AI 生成の作品が、トップページ・新作・ランキングに出なくなりました。本屋でいえば、平積みから外れて専門コーナーの棚に移ったイメージです
  2. 2025 年 11 月: AI 作品は、出品者 1 人(サークルを複数持っていても合算)につき月 3 作品までしか出せなくなりました
  3. 2026 年 8 月: FANZAスタジオが発表されました

制限の細かい条件や他サイトとの比較は、下の記事で整理しています。

AI イラスト販売の規約マップ 2026|FANZA・DLsite・BOOTH 6サイト比較

FANZA を含む 6 サイトの AI 規約を横断比較。申告区分・表示制限・作品数の上限を 1 記事で確認できます。

観測されている「二層戦略」という見方

制限と新サービスの組み合わせをどう読むか。業界を追いかけている人たちの間では「二層戦略」という見方が出ています。制限する場所と、囲い込む場所を分けて、両方を運営するやり方という意味です。これは第三者の分析で使われている言葉で、公式の発表にこうした説明はありません。

場所 AI 作品の扱い
FANZA 同人マーケット 露出を制限(ランキング除外・月 3 作品まで)
FANZAスタジオ AI 創作をむしろ後押し

たしかに、二本立てに見える構図ではあります。ただし FANZA がそう意図しているかは公表されていないため、この記事では「そういう見方がある」という紹介にとどめます。

参加すべき? 判断するための 3 つの軸

応募が締め切られたいま、この章は「次の募集や正式オープンが来たときに、本格的に時間とお金を投じるか」を考えるためのものです。待っている期間は、判断材料を集める期間でもあります。

なお、応募できた時期についていえば、応募自体のコストはほぼゼロでした。フォームを送るだけで費用の記載はなく、失うものは入力の数分だけです。次の募集が開いたときも、「試してみたい」だけなら深く悩む必要はないでしょう。

軸① 生成にお金がかかる構造をどう見るか

8 月時点では推測でしたが、いまは公式ヘルプで確定しています。生成するたびに DMM ポイントを払う従量課金です(詳しくは前述の「料金の仕組み」)。

この構造を「手軽さの対価」と見るか、「数を打つ人ほど不利」と見るかが、最初の分かれ目です。自前の生成環境なら電気代とマシン代だけで何百枚でも試せますが、ここでは試行錯誤の回数がそのまま支出になります。

軸② 5,000 円分でどこまで試せるか

正直に書くと、いまも計算できません。課金の方式は判明しましたが、生成 1 回あたりの単価は公表されていないためです。公式は「作品の形式や利用する AI モデルなどで異なる」「生成ボタンに料金が表示される」としており、実際に画面を見るまで分からない設計です。

「5,000 円分あれば十分試せる」とも「すぐ尽きる」とも、いまは言えません。だからこそ、特典のポイントは「無料のお試し券」と割り切って使うのが現実的です。

軸③ 自分で生成環境を持つ場合とどちらが合うか

AI イラストの生成環境は、自分で用意する道もあります。クラウド GPU(高性能なパソコンをネット越しに時間借りする仕組み)で環境を組めば、生成のたびの課金ではなく時間貸しでコストを管理できます。そのぶん、初期設定の手間と知識が必要です。

FANZAスタジオは手軽さを取る選択、自前環境は自由度とコスト管理を取る選択、と整理できます。自前で組む道に興味がある方はクラウドGPUの比較記事を、AI っぽい量産顔(通称マスピ顔)とモデル選びの関係はマスピ顔の解説記事を参考にしてください。

どちらの道を選ぶにしても、共通して効いてくる習慣がひとつあります。

どの生成サービスを選んでも「記録」が武器になります

生成のたびにお金がかかる構造では、同じ試行錯誤を繰り返すことがそのまま損失になります。どの環境を選ぶにしても、プロンプト(AI への指示文)やシード(生成条件)を記録して無駄打ちを減らす習慣が、いちばん確実なコスト対策です。記事末尾で、この管理を助ける無料アプリを紹介しています。

向いている人

  • + 新しいサービスを早めに触って感触をつかみたい人
  • + 環境構築なしで成人向け AI イラストを試したい人
  • + 特典の 5,000 円相当の範囲で試すつもりの人

今は様子見でいい人

  • − 収益化が最優先の人(収益分配が未公開のため判断材料が足りません)
  • − すでに自前の生成環境があり、既存の制作フローで困っていない人
  • − 規約が固まってから動きたい慎重派の人

今までの FANZA 同人での販売とどう違う?

「FANZA が AI 作品の販売を解禁したの?」という疑問をよく見かけますが、これは誤解です。FANZAスタジオは作る場所で、従来の FANZA 同人マーケットは売る場所です。この 2 つは別のものです。工房と売店の関係だと考えてください。スタジオは工房、同人マーケットは売店です。

比較軸 FANZAスタジオ 同人マーケット
何をする場所か AI で絵を生成して公開する 完成した作品を販売する
誰が使うか 先行体験の審査を通った人 クリエイター登録をした販売者
お金の流れ 生成ごとに DMM ポイントで支払う(従量課金と公式に判明。ただし分配は未公開) 売れた金額の一部を受け取る(ルールは公開済み)
現時点で分かっていること 料金とガイドラインは判明、収益分配は未公開 多い(規約・手数料が公開済み)
あなたがやりたいこと 新しい生成環境を試したい いま作品を売りたい

いま作品を売りたい方は、従来どおり同人マーケットへの出品が本線です。手順はこちらの記事にまとまっています。

FANZA AIイラスト出品ガイド|登録〜販売開始まで【2026年版】

クリエイター登録・AI 申告・審査から販売開始までの全手順。いま FANZA で売りたい方はこちらが本線です。

なお、両方を併用できるか(スタジオで作った絵を同人マーケットで売れるか)は、販売可否が未公開のため、まだ分かりません。利用ガイドラインは公開されましたが、そこで扱われているのはサービス内での生成・投稿のルールで、外部での販売については触れられていません。出品後の値付けについてはFANZA 同人のセール戦略の記事で扱っています。

FANZAスタジオのよくある質問

FANZAスタジオは無料で使えますか?

無料ではありません。作品を生成するごとに料金がかかる従量課金で、支払いに使えるのは DMM ポイントのみです。ただし初めて利用する人にはおためし生成ポイントが配布されるため、その分は無料で生成できます。生成 1 回あたりの単価は公表されておらず、生成ボタンに表示される仕組みです。

FANZAスタジオではどの AI モデルが使えますか?

公式ヘルプが「現在利用可能なモデル」として挙げているのは Illustrious だけです(2026 年 10 月 1 日の更新時点)。一方で別のページには「複数の AI モデルから選択できます」とあり、公式の中でも説明が揃っていません。モデルは生成ページの「+」ボタンから「設定」内の「モデル」で切り替えられ、各モデルの特徴は選択画面で確認できるとされています。

生成した作品は、放っておくと消えますか?

消えます。公開されていない状態が 30 日続くと自動的に削除され、復元はできません。残したい作品は 30 日以内にダウンロードするか、公開するかを決めてください。

FANZAスタジオ以外で作った画像も投稿できますか?

できます。ライブラリページの「作品を追加」ボタンから、端末の画像をアップロードして公開申請できます。この場合も公開審査は必要です。

作品を公開するときの審査はどれくらいかかりますか?

通常 1〜2 日です。タイトルや概要が審査基準を満たしていない場合は、修正してあらためて申請できます。ただし作品の内容自体がガイドラインに抵触している場合は、再申請できません。

二次創作の絵を生成してもいいですか?

利用ガイドラインでは禁止されています。生成の禁止事項に「他者の著作物やキャラクターを無断で複製または模倣したコンテンツ」が含まれるためです。実在人物を想起・特定できるコンテンツも禁止されています。

FANZA で売っている自分の作品が、AI の学習に使われますか?

公式は使わないと明記しています。FANZA 各種サービスで配信されている作品を抽出して学習データに利用することはなく、モデルの提供事業者へ学習データとして提供することもない、という記載があります。

作った作品は販売できますか?

まだ発表されていません。公式ヘルプには料金・支払いのカテゴリはありますが、売上や収益についての記載は見つかりません。現時点で公式に確認できるのは、サービス内のギャラリーで「公開」できることまでです。

FANZA 同人の月 3 作品の制限は関係ありますか?

公式発表に記載がなく、不明です。月 3 作品上限は従来の同人マーケット側のルールで、スタジオでの生成・公開に適用されるかは分かっていません。

いま先行体験に応募できますか?

できません。公式の申し込みフォームは締め切られています(2026 年 10 月 4 日時点)。締切日の告知も、次の募集の予定も発表されていません。

先行体験に落ちることはありますか?

あります。公式が「参加人数には上限がございます。お申し込みいただいても参加いただけない場合がございます」と明記しています。審査基準は公開されていません。

いつ正式サービスになりますか?

時期は未定です。先行体験は 2026 年 8 月 24 日に始まりましたが、終了日も正式オープンの時期も発表されていません。

AI 作品は FANZA で売れなくなったのでは?

売れなくなってはいません。表示の制限(トップページ・新作・ランキングからの除外)と月 3 作品の上限はありますが、販売自体は続いています。出品手順はFANZA AIイラスト出品ガイドを参照してください。

まとめ — いま判断できること、待つべきこと

要点を 3 つに絞ります。

  1. テスターの応募は締め切られています。いまから参加する方法はなく、次の募集か正式オープンを待つしかありません
  2. 料金の仕組みと利用ガイドラインは 9 月に判明しました。生成ごとの従量課金(DMM ポイント払い)で、二次創作にあたる生成と大量投稿はガイドライン上の禁止事項です
  3. 収益化できるかの判断は、収益分配・販売可否・月 3 作品ルールとの関係の 3 点が出るまで保留が正直な答えです
  4. 待つ間にできる準備は、収益化の全体像の把握と、生成環境・生成条件の管理体制づくりです

公式の申し込みページは、2026 年 10 月 4 日時点で「回答は締め切りました」と表示されます。再開したときに動くのは同じページなので、気になる方はブックマークしておくとよいでしょう。

情報が出る場所が変わった点も覚えておくと役に立ちます。8 月はプレスリリース、9 月は公式ヘルプセンターでした。ニュースを待つより、ヘルプを見に行くほうが早い局面です。この記事は、収益分配・販売可否などの続報が出しだい更新します。「9 月以降に判明したこと」の見出しの日付が、最新の更新日です。

生成条件の記録は、どのサービスを選んでも武器になる

Pixelm はプロンプト(AI への指示文)・シード・差分を画像と紐付けて一元管理する無料アプリです。

Pixelmで生成条件を管理する

次に読む記事

収益化の全体像をつかんでおきたい方には、こちらの記事が地図になります。

AIイラストマネタイズ完全ガイド|7手法と月収【2026年版】

販売・依頼・支援サイトまで 7 つの収益化手法を横断整理。FANZAスタジオの続報を待つ間に、全体の地図を持っておきましょう。

Share Xでシェア

AIイラスト制作をもっと効率的に

プロンプト管理・画像整理・ワークフロー最適化を一つのアプリで。

Pixelmを見る